# レポート
イベント「Unreal Engineからオープン日本語LLMを使ってみるハンズオン」開催レポート
2023/09/06に開催したイベント「Unreal Engineからオープン日本語LLMを使ってみるハンズオン」のレポートです。
2023.09.21
イベント概要
2023年9月6日(水)、株式会社NTTドコモの主催にて、勉強会「Unreal Engineからオープン日本語LLMを使ってみるハンズオン」が開催されました。ゲームAIのトレンド、NPCの制御、具体的な実装方法について解説していただき、ハンズオンのセッションでは、Unreal EngineとAIの組み合わせとしてLLMを活用したインタラクションの実装を試みました。
講師
片岡 敬志郎 (株式会社NTTドコモ R&D戦略部 社会実装推進担当)
上田 一将 (株式会社NTTドコモ R&D戦略部 社会実装推進担当)
イベント内容
ハンズオンのセッションの前に、片岡氏よりゲームAIのトレンドとMetaMeの将来構想等についての説明がありました。GPT-4が「マインクラフト」を自動プレイするAIモデル「Voyager」やNPCを作りやすくする「InoworldAI」など、活性化しつつある動向として、LLMを使ったNPC(Non-Player Character) が挙げられるといいます。
次に、構造の説明に移ります。クライアントからUnreal Engineにアバターの動作が送られると、ユーザーはチャット欄で任意のメッセージを打つことができ、そのテキストに対してチャットAIが返答をします。このあとのハンズオンでは、この構造を模した仕組みで実装を試みました。
Unreal Engine自体は繰り返し実装がしやすい開発機能を持っているものの、複数のNPCをハードコーディングするとかなりの労力が必要になるため、MetaMeでこの課題をクリアできる仕組みを実装し、広く公開したいといいます。
イベント主催者の声
社内向けの勉強会をよりオープンに開催しようという試みで、今回も開催させていただきました。現地でアシスタントが入りながら説明する形式を保つことができ、また、参加者の方との交流の時間も十分に取ることができましたので大変満足しています。短い時間内で扱ったため、全てのコンテンツをカバーすることはできませんでしたが、主催者として非常に密度の濃い時間だったと感じています。
イベント参加者の声
業務上では全く別の領域を扱っていますが、勉強会のアナウンスを見て興味を持ち、今回参加しました。Unreal Engineは全く触ったことがなかったので、特にハンズオンにキープアップできるか不安はありました。しかし、現場にいたスタッフの方のフォローが手厚く、Unreal Engineをどのように活用することができるのか、開発する際にどのような手順が必要かを、イベントを通して理解することができました。(30代男性)
イベント主催
株式会社NTTドコモ
所在地:東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー
公式ホームページ:https://www.docomo.ne.jp/
docomo R&D OPEN LAB ODAIBA
所在地:東京都港区台場2-3-2 台場フロンティアビル 12F
アクセス:お台場海浜公園駅から徒歩1分、東京テレポート駅から徒歩3分
公式ホームページ:https://docomo-openlab.jp/
docomo R&D OPEN LAB ODAIBAは、コワーキングはもちろんイベントやプレゼンテーションなど目的に合わせて活用できる3つのエリアを提供しています。オープンな環境とクリエイティビティを刺激する最新の機材で、人と技術の交流による新しいものづくりを促進します。